ご無沙汰しています。
今日は『聴くを磨く』の講師でもある
かめおかゆみこさんの新刊の紹介です。
タイトルは『演劇やろうよ!指導者篇』
となっていますが、内容は人生を
よりよく生きるためのヒントがいっぱい。
ぜひ手に取ってみてください

以下は私の感想です。
参考にしていただければ幸いです。
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私が尊敬するかめおかゆみこさんが
先月本を出版されました。
実は私、校正の段階で読ませていただいて、
感想を送らせていただいた関係で
あとがきに名前をのせていただきました。
なのに本が出版されて
読破したのは1ヶ月後。
かめおかさん、ごめんなさいm(__)m。
本のタイトルは
『演劇やろうよ!指導者篇』
遅ればせながら、感想を。
タイトルだけを聞くと
「あ〜、演劇指導者のためのハウツー本ね」
と思うかもしれませんが
チッチッチッ。
これはかめおかさんと
彼女が関わった子どもたちとの
演劇を上演するまでのドキュメンタリー本です!
私の好きなシェイクスピアのセリフに
以下のセリフがあります。
All the world's a stage,
All the men and wemen merely players.
(世界は舞台だ。
すべての人間はただの役者に過ぎない)
(『お気に召すまま』)
私たちはこの地球という舞台で
「私」という主役を演じている
役者なんだと思うんです。
だから山あり谷ありだけど
それを自分なりに乗り越えていく。
この本の内容はたまたま演劇を上演するまでの
指導者としての体験を語ってはいるけれど
そこにあるのはそのプロセスそのものが
「ドラマ」であり「人生」であるということ。
だとしたらその体験に裏打ちされた
ノウハウは私たちの日常のドラマにも
生かされるのではないでしょうか。
私は演劇を上演し、また指導する立場なので
より現実的にこの体験を感じることができ
演劇で時に迷ったときの指針となり
また、うまくいかないときの忠告として
実践の場で生かせる本であると思っています。
(そして結構耳の痛い話が多い(爆))
中でも指導する子どもたちに対し、
常に寄り添い、本気で、全力で
向き合う姿勢には頭が下がります。
ですが、演劇に関係ない方々が、
ブログ等でたくさんこの本を紹介されていて、
「感動して泣けた」
「泣くと恥ずかしいので、
電車の中で読まないように」
と感想を寄せています。
(私も校正のとき、思わずうるっとしてしまいました)
それこそが、この本が
単なる演劇指導者のための本ではないという
証拠ではないでしょうか?
ぜひ、「人生」というドラマを紡いでいる
すべての人々に手に取っていただきたい本です。